この映画のロケ現場に連れて行かれたことがある。
5年前かな。(みきさん相変わらずなんだろな)

廃校になった分校。
そこで本を拾った。
『小学館 学習図鑑シリーズ24巻 機械の図鑑』
コレの機械の描写が現世で失われた職人芸なのだ。
緻密な機械の仕組みの描写に感心して、湿ってたけれど
今も本棚に鎮座。
しかもこれは
行き過ぎた生真面目が生じさせる笑い
という最高峰の笑いを運んでくれる☆彡
あははは
コレの前には細川徹(細谷ゲンと間違えた)も確信犯でお縄です。

これのイラストレーターは機械は見事なまでに正確に描くが
人物画までもがどこか機械的で、そこが一個笑いのツボ。

おかしさの山は『ヘロンの蒸気タービン』
これは私はこの本で初めて知ったのだが
挿絵が明らかに怪しい。
ADSL開通の今検索をかけてみる。
と、こんなん(無断転載ごめんなさい)↓
http://www.gijyutu.com/kyouzai/kikai/jyouki.html
蒸気の吹き出る勢いでタービンを回すといものなのだが…。

この図鑑では、石膏像のジョルジョみたいな
トルソーの胸像鋳造の口にストローが咥えさせられ、
そこから蒸気が噴出し、歯車を回している図だ。
しかも!おっちゃんの像は焚き火の直火にかけられている。

明らかに違う…。
もはや絶版のこれ、何処に異議申し立てたところで
このおっちゃんの像に似た作者を非難できるひとはおるまい。

昭和37年発刊のこれ、読んだ子供はどんなおっちゃんに
成り果てているだろうか…。

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