TSUMORI CHISATO KID’S KNIT BOOK―こどもたちの海ニット山ニット
津森 千里 日本ヴォーグ社 1994/09 ¥897
10年前くらい本屋の棚卸のアルバイトをしたときに購入。暫し小学校の手芸部以来のMY手編みブームが訪れた。フリースの目の前にウールは形無しだが、編み物って編みながらデザイン変えられるんで私向きなのだ。セータ挫折して帽子にしたり。やっぱり文字は文字の為にあらず。HOW TO本がすきです。
食べるお仕事
石毛 直道 新潮社 2003/01 ¥1,365
人に本をあげるってもの、手作りのプレゼント級に至難の業だと思う。でもこの本はかなり万人に送ってストライク・ゾーンだと思う。新聞掲載されたエッセイ集なのでどこからでも読める。和田誠さん装丁でかわいらしい。なんといっても食べる事に無関係な人はいないから。
国立民俗学博物館館長、石毛直道さんが民俗学の見地から語る食の古今東西は日常だ。肩肘張らない、広い懐の本だ。自分の味覚体験を通じて未知の世界に想像を馳せるのは、実感が伴った空想だ。健全な妄想。
『酩酊文化論』とし世界各国のお酒に関する章は、いわゆる高級酒ではなくて“口かみ酒”という噛んで発酵させる種類があったりなんだり、珍酒や秘話が紹介されている。お酒好きな人に読ませたい。http://www.minpaku.ac.jp/  
鉛筆と人間
ヘンリー・ペトロスキー/渡辺潤 岡田 朋之訳 晶文社 1993/11 ¥3,873
鉛筆が日本で一般化したのはいつからだろう?
この思いつきからこの本を手にとってみましたが、たかだか鉛筆一本について、厚さが2センチあるんですよこの本(表裏ぬかして)。でもヘンリー ペトロスキーさん(デューク大学工学部教授・国籍書いてない)日本人てはないので、日本のことについては日本の鉛筆メーカーのHP検索したら15分で解りました。ヘンリー ペトロスキーさんの本、他もおもしろそうだ。
東アフリカ・色と模様の世界―無文字社会の豊かな創造力
福井 勝義 日本放送出版協会 2000/01 ¥588
5年前のテキストです。(まだ途中なんですが、ちまちま読み。放送は忙しくて殆どみられなかったのですが、キャノンが協賛の特番でもこのエチオピアの牧畜民ボディの人々の特集してました。)
 『動物に依存することによって人間社会あるいは世界観がどう規制されるのか?』という疑問をもった文化人類学者の福井教授は、南アフリカの遊牧民は『中央政府の影響を殆ど受けることがない』『人を直ぐ殺す』という報告を受け、自らの問いを解明する地として現地へ赴く。無文字文化のボディの言葉を耳で覚え、色図を用いて彼らの生活源である牛の模様、色に対する認識から彼らの価値観を事細かに明らかにする。
牛と密着した個人のアイデンティティのあり様は、宗教や政治もこーゆーことなのかなー。と思わせてくれる。集団秩序を永続的に保持する法則。それが自然とごく単純に結び付いている人々。
“良い事”を言う人は沢山いる。『一般的な情報はそれなりに意味を持つが、深みがない。どんな場合でも具体的な、そして個別な事例を基にして考えていく事が重要である。』すごく印象に残った福井教授の言葉です。
経費ではおちない戦争
三谷 幸喜 宙出版 1991/09 ¥1,713
他の著作で三谷さんは“すかすか”と自嘲してましたが、ヒネリにヒネッた注連縄状のストーリー展開に大方の粗筋の予想は付いたけど、全く飽きなかった。小物の使い方がとにかく気持ちよい。今の苦労は絶対報われると思わせてくれる。
『笑の大学』を見た、故・伊丹十三監督が『もはやこれは古典だ』と賛辞をもらしたそうですが、和田誠さんと映画について対談した『それはまた別の話』を一冊読んでも解る通り、古典作品にめちゃめちゃ熟知していて、面白さのつぼをよくよく解ってそれが現代的に再構築されている。これでもかこれでもかという面白さのつぼの応酬の挙句のラストは、あー三谷幸喜だった。と本を閉じました。でも寂莫とした荒涼感が残る。
山崎努の出ていた『僕らはみんな生きている』を思い出して又、観たいな。と。この長い波乱万丈をお芝居で三谷さんがするなら絶対みたい。http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD27795/story.html
粗筋ケッコー商事の営業部隊は市場拡大の為にアフリカへ赴くがそこでスモジ国のクーデターに巻き込まれ...。

えっでも『海辺のカフカ(上)』で止まってんですけど。『遠い太鼓』をこの夏にぱらぱら読み直しました。地中海地方に行きたくなるな。話しや意味やなにやらはともかく、文字を追ってるだけでココロがおちつくのです。やれやれ。村上春樹をあいする人は一人でいることをうまく扱える人が多いとおもう。自分は人といる方が好きだけれど。和田誠さんが装丁だ。イラスト使わない所に彼の懐の深さを感じました。へー。
読んでないけどタイトルと表紙で内容予測。
一連の自分の過去を掘り起こす内省的な作品群の続編、主人公の私は「夜明けまでには、まだずい分時間がある。」といるかホテルの“青扉”開封に向かうのである。コンコン。『朝日は全てをダメにするの』と彼女は素敵な耳にダイアモンドを…<詳細を見る>
『羊をめぐる冒険』も好きなんです。
私が携帯を持った時代は、配ってた。
今みたいにショップは無くて、古本買ったら『あげます』ハガキが封入されていて、一人暮らしを辞めたばかりで、まあ、そこそこの収入も見込めるようになり、J-PHONEのKENWOOD製の羊羹状のを貰って使っていた。もっくんの『ススメ!ツーカー』のCMが流れていて、auなんて無かった。
F501iHYPERが出て、DOCOMO派の妹達がi‐MODEだーなんだーってときに、NOKIA・DP154EXに変えた。このオレンジ色のが一番好きだった。スカイメールなんてのを始めて、未だ同社種同士の送信時代、三十一文字程度のメールのお陰で、私の中で眠っていた、二字熟語知識が最も役に立った時期である。顔文字は未だ知らない。そうして時代の流れで、私はDOCOMO派になったのである。http://www6.plala.or.jp/paldio/docomonew-2.htm

Oliveの後に。Arne

2004年7月26日 読書
http://www.iog.co.jp/arne.html
Oliveの休刊を知ったときは『ああ、やはりな』と納得していた。
一瞬復活した紙面はOliveの種がすりかわってしまっていたと感じた。
あれ、ひさしぶり!旧友に会った気分で久々雑誌を購入した。
堀井和子さんの料理の頁だけ、月光荘のスケッチブックにクリッピングしていた。
薄くて小さいOliveを丸めて電車の中でよく読んだものです。

私的『夏壱』

2004年7月25日 読書
宮沢りえが宮沢賢治の一節を朗読していたのは新潮文庫だっただろうか?新潮はこの頃ずっとヨンダ・パンダだ。ビデオは貰った。ああ、あれはナレーション宮沢りえだ。
これは中央公論だけど。
家の屋根に『にら』が植わっているのだ。写真のとおり。
人生を拡張してくれるのが芸術家だとおもう。
本当に、にらなのだ。
本好きに衝撃が走っていますが、光琳書店もなくなったし、子供の頃のアコガレが加速度で覚めて行く様ですが、これはインターネットのせいやらなんやら時代の変化もありますが、単に世代交代なのだとおもいます。
美術書籍を扱う新しい本屋さんも沢山できてきているし。
http://www.lab-curio.com/book/
http://www.booksrepublic.com/
http://www.bluemark.co.jp/index.jsp
http://www.cowbooks.jp/top3.html
http://www.keibunsha-books.com/
どんなにPCが小型化して電子文庫が発達しても、紙の触感を味わいながら、CMYK刺激で楽しむ、書籍の娯楽は独自にして永遠ですよ。
青山ブックセンター閉店 破産申し立て受け
芸術書を中心にした特色ある品ぞろえで知られる東京の書店、青山ブックセンター(本店・東京都渋谷区神宮前、磯貝栄治社長)が16日午後、本店や六本木店、自由が丘店など7店舗すべてを閉鎖した。
 関係者によると同日、債権者である取次店から東京地裁に破産の申し立てがあり、閉店を決めたという。
 民間の信用調査会社によると、同センターは1980年に六本木店を開店したのを皮切りに、青山、広尾、新宿などに書店を相次いで開店した。アート、写真、デザイン関係の書籍を中心にした品ぞろえに定評があり、深夜営業やインターネット上のオンライン書店など活発な事業を展開した。
 しかし、長引く不況でハードカバーなど高額書籍の売れ行きが鈍るなど業績が悪化。昨年3月には六本木の2店のうち、1店舗を閉店。今年4月にはオンライン書店も閉鎖した。(共同通信)

大江健三郎BEST3

2004年5月10日 読書
宝島社が取材もしていない記事を載せて新聞沙汰になっていたけれど、大江健三郎は『宝島』の読書特集で興味を持って読んだのだ。(昔社長宅が襲撃されてなかっただろうか?)
大江健三郎BEST3(あっ、でも全部よんでません。)
●洪水はわが魂に及び
●万延元年のフットボール
●芽むしり仔撃ち
学生の暇な時にドドドと読んだ。
ノーベル文学賞取った時の新聞は多分まだ何処かにある。
この日記って自分が隠蔽したかった過去の趣味がぽろぽろ出ちゃう。不思議。大江健三郎は面白いよ。言葉回しが読んでツッカカル文で、日本語に飽きた後にまた日本語で新しい日常が見えてくる。
中上健次の中ではコレが一番好き(全部読んでませんが)
彼の本を本屋で物色しているときにラジオから彼の訃報を耳にした。いつかの8/12だったかな。
彼の生原稿(?)が発見されたと情報が読売新聞に掲載されていたけれど、この日記は読売新聞の記事はリンク出ないのな。
写真つきで彼の、まんまるっこい文字が載っていた。
『新聞は皆、同じではないのです』(BY.サンケイ新聞CM)

文字書くの〜キライではないけど、『オトナ〜』な文字がかけなくて日ペンの美子ちゃんを心におもう。
これもオススメです。
ススメといてなんですが全部読んでません。
コレの?が好きで興味のなかった時代に新鮮な視点で関心を向けられました。
『芸術新潮』で連載しているはず。
橋本さんは亡くなったらどんな評価を受けるのだろうか。
群ようこrecommendで読んだ。(お風呂で読んで、WAVEで黴てる)
(現国の教科書にも載ってたけど、学生時代の記憶は無し。)

そう新潮文庫で買ったこれは、私のズサンな扱いに虐げられ
水分を含み、浪打、渋い斑点を其の身に刻んでいる。
が、その風采が尚更、私にこの書を愛させる。
日本橋丸善の彼の書棚には、阿吽の厳戒令が漂っていた。
雨が降り、又コノ書が水分を含み、豊かに撓む幻想をまどろむみ楽しむ心情と共に、半塵芥のコレは恒久に、私の傍らに居侍り続けるだろう。

梶井基次郎調にしてみよまひた。笑。
熟語の散らばり具合がビジュアル的にも綺麗なんですよな。
でも捨てよっかな〜。FUNKYな顔してるな梶井さん
ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリーとは
山田詠美さん、直木賞受賞作品です。
男女の恋愛を描いた短編集で、彼女の愛するSOUL MUSICがタイトルにつけられています。
本ばかり読んでる優等生には未開の地である文化で彩れれた山田さんの初期作品は『大胆な性描写』や『すきゃんだらすな経歴』(アサヒカメラに彼女のヌード写真が載っていたの覚えてる)がマスコミの餌になりましたが、ガキはそんなことよくも悪くも解らず、相成れない他人を渇望して止まない人間のどうしよもなさに本能で気づきタダタダ涙を流したのです。
山田双葉(こっちが本名なんだよね)作のマンガも読みました。
最近はご無沙汰ですが、あたしの心のおねーさまです。笑。
●WHAT’S GOING ON♪Marvin Gaye(これやっぱ10000回聴いても新鮮な感動があるよ…)
●ME AND MRS. JONES♪Billy Paul
●黒い夜♪Marvin Gaye
●PRECIOUS PRECIOUS♪Otis Clay
●MAMA USED TO SAY♪Junior
●GROOVE TONIGHT♪Nu Flavor
●FEEL THE FIRE♪Teddy Pendergrass (Peabo Brysonとかもでてくるけど)
●男が女を愛する時♪Michael Bolton
コレがレコード会社から発売になっていなかったことに驚きましたが。(著作関係があるのかな)
いい時代になったものです。
ME AND MRS. JONESは久保田利伸がKEEP ON DANCING TOURでカバーしていて自分的にはそちらが思い出深い。初めて行った久保田利伸だったし。(LIVE VTRも持ってる・笑)ステージに本当少し雨が降ってさ。MICHIKO LONDONの黒いレインコートが光ってた。(THE BADDEST3は二人で仕事してます。夜ヒットで久保田さんがマンスリーライヴだったとき、応援にデッカイ真紅のバラの花束を持って駆けつけた、彼女の粋な一言、かっこよかった。『久保田利伸の曲がFUNKYなんじゃなくて、久保田利伸がFUNKYなんだ』)
彼のラジオでMIXされたMAMA USED TO SAYがかかってエアチェックしたコレを本読みながら一日中聴いていた記憶が。
検索して同名曲が沢山でてくるけれど、多分これでOKなのだろう。と。
15年来の欲求が今、こともなく果たされ、いやあ、コレでまた1つサッパリした死に際に一歩。
作品的には、河出書房から出てた、『晩年の子供』『蝶々の纏足』『ジェシーの背骨』『色彩の息子』がすき。日比野克彦さんが装丁をした『セイフティー・ボックス』は飾ってあります。宝じゃ。画像の作品も持ってた、MEN’S NONNOで連載してた確か。
村上 龍も高校前後にまとめてはまった時期がある。
BEST3を挙げれば
?コインロッカー・ベイビーズ
?69
?ニューヨーク・シティー・マラソン
7年くらい前に群馬県民会館の講演に行った。
声のよく通る凄く魅力のある人で
コインロッカー・ベイビーズは草津で執筆したのだけれど
暇つぶしにストリップに行ったら、モギリのオバちゃんしか居なくて、イザ始まったら、その自分の母親と同じ年くらいのおばちゃんが脱ぎ始めた!
という話しが笑えた…。
人の心を掴む作品を作る人の殆どがそうである様に非常にクールな印象だった。
でも、熱く『映画が撮りたい、その為の講演だ』って言っていた。
彼の作品は映像的だ(林真理子もんなこと書いてたけど)
『昭和歌謡曲全集』も彼が監督ではないけれど、その方が
興行成績が良いとの目論見なのか?

山田詠美がこの作品の文庫のあとがきを書いていたが、(ソウル・ミュージック〜の方は村上龍が書いてますね)
『全ての男は消耗品なんかじゃないよ』とあり、それは完全否定ではないのだと思うが、2刷目からは別の人のあとがきになっていたのが、あたしの龍離れの引鉄にちょっとなっている。(この様に文字を大きくした小説を初めて読んだのは『69』だ)
彼がホストをしていたTV番組、RYU’S BARの最終回が柄谷行人で、この番組でゲストに最期『性別をかえて生まれ変わったら、どうなりたいか』という質問をしていたのだけど、最終回の柄谷行人が『生まれ変わりたくない、生まれ変わっても自分でいたい』という回答に『僕もそうですね』とさらりと言っていて、今迄のゲストが可愛そうだと、ちょっとおもった。
面白い小説は面白い映画にはならないものだよ。な

海底の秘密

2004年4月23日 読書
この本もすごくかわいい。人間自分のことが好きな人や物をいつくしんで生きながらえるものだ。

エリセラさんご

2004年4月23日 読書
この本ほしいい。かっちゃおうかな。
ああ、指導計画書かなきゃなんだけど。
逃げてます。
この日記で文章能力使い切ってる気がする。
今日逃げの様に図書館に行ってなんとなくこれを
パラパラめくっていたら、勤務先の校訓ってやつが、
アデランス工場のある
中条町駅前にも同じ石碑が建っていることが、
安西水丸氏のイラスト入りでバッチリ載っていた。

工場でアルバイトをしたことがある。
平成2年くらいのSONYのピクシイ
(レベッカがCMしていたミニ・コンポ)には
あたしが組み立てたパーツが組み込まれているはず。

好きなミュージシャンが休日にコンクリート工場に行っていて爆笑した。
いや、オーディオの下に敷いて音響良くする為らしいが。

大好きな村上春樹でもカナリ好きな一冊だけど。
もう一回読もう。

すきな出版社。

2004年4月20日 読書
ロッキン・オン
(KYON2が平成15年度文化庁芸術祭優秀賞してんなら、
 渋谷陽一さんに文化勲章くらい10個くらい送るべき)
幻冬舎
(角川書店からの良い枝分かれ)

あと リトルモア
3年前くらいにココの社長さんをTVの特集で拝見した。

この日観た舞台が出版社という設定だったのでなんとなく思い出す。
◎ちゃんが持ち込みに行くという。上手く広がるといいなあ。

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