ただ安藤忠雄の『都市の彷徨』という本で若い頃世界中を旅し、独学で建築家になった彼の生き方に感銘をうけ、その本で知ったまだ見ぬ彼の作品の中に自分が入り込み、その光を浴びることを夢に生きた(おーげさだけれど)日々があったのです。
夢は忘れた頃に白日その姿を知らしめるもので。
彼の代表作『光の教会』へは久々顔を合せた友達と偶然3人意気投合、赴き、なんと牧師様にパイプオルガンを弾かせていただいてしまったのです。
コンクリートの壁に大きな十字のスリットの開けられた教会のあふれる光をこの目で見たときの感動もさることながら、狭い空間を手品の様に使い微塵もそれを感じさせないところ、簡素なシナベニアでできた清潔な机に安藤さんの凄さを見ました。

ちいさな油圧式オルガンで引いたのはミスチルのTOMORROW NEVER KNOWSのイントロです。
それしかもう弾けません。

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