http://www.mot-art-museum.jp/ex/plan_h16-01.htmちょっと雨の日で、オノヨーコの作品は自然光が似合うから、ちと残念。
ガラス窓にアクリル板を並べた作品なんて、乱反射する光だったらどんなによいだろうかと。
この本にも『空を見上げなさい』ってのがあったんじゃなかったかな。

一番よいなあとおもったのは、透明アクリル板でできた立方体の箱の上に海綿とスポイトが置いてあるのを、鑑賞者がスポイトで水を、少しづつまいていく、水のシズクの影が透明な箱の底面に投影されるとうもの。

鑑賞者の手を加えて作品を完成させる作品の中では『釘を打つための絵』が多く紹介されるけれど、生々流転を眺めて時をやり過ごす贅沢に暫しマドロム。

しかし、映像作品は社会的良識で包み隠されたものを大胆に露呈したものが多いのだが、個人的には全く受け付けない。
知識階層を登りつめた者の余裕の悪フザケが、一般人には必要のないアートだとおもってしまった。

この本をキマジメに読んだときの事を思い出して、自分にかつて充満していたグレープ・フルーツみなたいな部分を懐かしむ。

グレープ・フルーツ・ゼリーを手作りパスタをご馳走してくれるという人の為に作る予定だ。

昔、アクリル板で作品を作った事があったけれどそのときは、彼女のこんな作品は知らなかった。美術作品より誰かが食べてくれるものを作る方が今は嬉しい。

歴史がグルリト捲れる感覚って気持ちいい。YES!

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