乱暴に言って品の良い“つげ義春”というのは乱暴すぎるか?会場に着くと雨が降り始めて、こんな景色を描いたのかと思う色彩の作品だった。『色彩には性格がある』(BY清宮質文)拳固そうな色だった。
『泳ぐ人』という水面に溺れかけの素っ裸の人を描いた作品が一番気に入る。変な格好でおかしい。男か女かよく解らない人物描写だし。
凹版で輪郭を摺り、凸版でアクセントを入れて仕上げるという独特の技法を使用し、板目をも計算し、版画というよりも転写を使用した一枚のタブローともいえる。
ひんやりした空気感漂う、微かな生命の光で燈された静かな作品を摺るため、清宮質文は毎日ダンベルで腕を鍛えていたのだそう。
ルドンの作品に出てくる様な、目玉だけの怪物が徒党をなした作品をみて、いじらしい想いで瞼が重くなった。眠気を誘う作品は良い作品(BY横尾忠則) http://ted.city.takasaki.gunma.jp/sosiki/art_museum/a/aexhi004.htm

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