博物館の陳列棚に今回の展覧会のチラシがタイル状にびっしり張ってありつつ、一枚ぶらりと剥げかかっているうららぶれた雰囲気の正面入り口から始まり、美術館のバックヤード、もしくは廃人と化した館の2ヵ月後を思わせるインスタレーションで、テーブル、パーテーションが迷路の様に組み合わさっていた。古い資料を探すみたいにそこを散策すると、10年前くらいの型のモニターから、鳩にキャビアあげたりする映像等が流れ、手書きでもなまなましさを感じない10文字程度の注意書きみたいな言葉が展示してある。http://www.mmag.gsn.ed.jp/
『measuring tape, 2004』に代表されるように日用品で子供の頃やったイタズラが『現代美術の映像に多くみられるスタイル』(←VTRをそのままホームビデオ時間軸で放映する)で物の音と共に人の声無く流れ続ける。
カタログをパラパラ捲ると。中山ダイスケさん(鶴田真由と結婚していてびっくりしたけど)に直影響下に見える過去の作品『SELF SUPPORT』(2つのホルダーにセットされたトイレットペーパーが向き合ってカセットテープ状になっている)も、やはり生活必需品のトイレットペーパーを使用していた。
カタログをつつつと読んで思うことは。事をコレだけ崇高に昇華する評論家、学芸員の文才はもとより、“トイレットペーパーが風で竜巻いてループ”なんて作品をスペクタクル叙事詩に祀りたてる労力に関心。&それをさせる作品なんだろうな。
『measuring tape, 2004』に代表されるように日用品で子供の頃やったイタズラが『現代美術の映像に多くみられるスタイル』(←VTRをそのままホームビデオ時間軸で放映する)で物の音と共に人の声無く流れ続ける。
カタログをパラパラ捲ると。中山ダイスケさん(鶴田真由と結婚していてびっくりしたけど)に直影響下に見える過去の作品『SELF SUPPORT』(2つのホルダーにセットされたトイレットペーパーが向き合ってカセットテープ状になっている)も、やはり生活必需品のトイレットペーパーを使用していた。
カタログをつつつと読んで思うことは。事をコレだけ崇高に昇華する評論家、学芸員の文才はもとより、“トイレットペーパーが風で竜巻いてループ”なんて作品をスペクタクル叙事詩に祀りたてる労力に関心。&それをさせる作品なんだろうな。
田中功起(たなか・こおき、1975年生まれ)映像作品を中心に、立体、インスタレーションなど幅広いメディアによる作品を発表し、近年大きな注目を集めている作家です。倒れた缶からとめどなく流れ続けるコーラ、 グラスのなかでカラカラと回り続けるサイコロ。日常のありふれた光景を無限に反復させる映像作品は、非日 常の世界を浮かび上がらせ、様々な解釈を誘い出します。今年2月から8月まで、田中功起はアジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の助成を受け、ニューヨーク のロケーション・ワン (Location One)にて滞在制作をおこないました。これまでとは全く違った環境のなかで、 どのような作品が生み出されたのか、期待されます。今回の展覧会には、ニューヨークやボストンで撮影された10のヴィデオと、群馬において制作される10のイ ンストラクション(言葉による指示)が出品される予定です。会場となる展示室には仮設壁や展示台が迷路のように並べられ、展示室全体が一つの都市に見立てられます。私たちは都市を徘徊しながら、これらの映像や 言葉と出会うことになるでしょう。ニューヨーク滞在を経て、今後さらなる活躍が期待される田中功起の、新たな一歩がここから始まります。三谷幸喜のこの本を借りた。サイン本だった。(初版は黄色の装丁)谷、幸、喜の点の部分が目の様で顔文字の様でかわいかった。あたしにいえるのはこのくらい。
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