経費ではおちない戦争
三谷 幸喜 宙出版 1991/09 ¥1,713
他の著作で三谷さんは“すかすか”と自嘲してましたが、ヒネリにヒネッた注連縄状のストーリー展開に大方の粗筋の予想は付いたけど、全く飽きなかった。小物の使い方がとにかく気持ちよい。今の苦労は絶対報われると思わせてくれる。
『笑の大学』を見た、故・伊丹十三監督が『もはやこれは古典だ』と賛辞をもらしたそうですが、和田誠さんと映画について対談した『それはまた別の話』を一冊読んでも解る通り、古典作品にめちゃめちゃ熟知していて、面白さのつぼをよくよく解ってそれが現代的に再構築されている。これでもかこれでもかという面白さのつぼの応酬の挙句のラストは、あー三谷幸喜だった。と本を閉じました。でも寂莫とした荒涼感が残る。
山崎努の出ていた『僕らはみんな生きている』を思い出して又、観たいな。と。この長い波乱万丈をお芝居で三谷さんがするなら絶対みたい。http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD27795/story.html
粗筋ケッコー商事の営業部隊は市場拡大の為にアフリカへ赴くがそこでスモジ国のクーデターに巻き込まれ...。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索