食べるお仕事
石毛 直道 新潮社 2003/01 ¥1,365
人に本をあげるってもの、手作りのプレゼント級に至難の業だと思う。でもこの本はかなり万人に送ってストライク・ゾーンだと思う。新聞掲載されたエッセイ集なのでどこからでも読める。和田誠さん装丁でかわいらしい。なんといっても食べる事に無関係な人はいないから。
国立民俗学博物館館長、石毛直道さんが民俗学の見地から語る食の古今東西は日常だ。肩肘張らない、広い懐の本だ。自分の味覚体験を通じて未知の世界に想像を馳せるのは、実感が伴った空想だ。健全な妄想。
『酩酊文化論』とし世界各国のお酒に関する章は、いわゆる高級酒ではなくて“口かみ酒”という噛んで発酵させる種類があったりなんだり、珍酒や秘話が紹介されている。お酒好きな人に読ませたい。http://www.minpaku.ac.jp/  

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